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2006 03,06 22:55 |
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今年のクラシックは戦国クラシックだとこの前の日記で書きましたが、先日のトライアルでその兆候はより顕著になってきたなと思います。
まず桜花賞トライアルチューリップ賞では、昨年の2歳女王テイエムプリキュアがあっさりとこけて4着。 桜花賞はとにかく荒れるとは昔から言われていますが、今年も桜舞う阪神は荒れそうな予感です。 一方、牡馬クラシック路線の皐月賞トライアル弥生賞。 下馬評では昨年のラジオたんぱ杯を制したサクラメガワンダーと、年明けの共同通信杯で2歳王者フサイチリシャールを下したアドマイヤムーンの一騎打ち。そこに朝日杯2着のスーパーホーネットや、前走オープンを好時計で勝ち上がってきた関東の期待馬ナイトレセプションらの三番手がどう食い込むか……といった具合だったのですが。 フタを開けてみれば、スタート直後有力馬2頭が互いに牽制しあってシンガリと後方2番手を進むというスローペース。それでもレースは二強の一角であるアドマイヤムーンが勝利を収めたものの、メガワンダーもまた4着に沈み2着に入ったのは6番人気だった伏兵グロリアスウィーク。 結果的には馬連の組み合わせは8番人気、3連単(1~3着を着順通りに当てる馬券)では99番人気の組み合わせとなかなかの荒れ具合でした。 個人的には、ここまでの実績・完成度からいって今年の3歳牡馬の中では少なくとも現時点ではアドマイヤムーンが頭ひとつ抜け出た印象が強いです。皐月賞ではこのアドマイヤムーンを本命と考えて……う~ん、大丈夫でしょう、多分(汗 しかし皐月以後のダービー菊花となると、逆に他の急成長を遂げた馬がトップになりそうです。実際今回の弥生でも2着になったグロリアスウィークなどは合わせ馬の形になってから一瞬アドマイヤを差し返しそうでしたし、まだまだ今年のクラシックは先が読めなそうです。 ちなみに今回のトライアルでは牡馬牝馬合わせて優先出走権を得られる3着以内になった六頭のうち、サンデーサイレンス産駆はチューリップ賞1着だったアドマイヤキッス一頭だけでしたね。 (ただし弥生賞1・2着のムーンとグロリアスは母父・父父がサンデー) サンデー産駆がいなくなることで、なるほど。混戦模様になるものですね。 *** さて、かくしてトライアル第一弾は終わった訳ですが、今回の弥生賞では結果以外にも注目したいところがあります。 それは2着に健闘し株とあげたグロリアスウィークと、今回は惜しくも敗れたサクラメガワンダー、そしてナイトレセプション。 これらの三頭の父馬です。 まずグロリアウィークの父はスペシャルウィーク。ダービーを始め天皇賞連覇を果たし当時の獲得賞金額世界一に輝いた近年でもトップクラスの内国産馬の雄です。 対してサクラメガワンダーの父はグラスワンダー。スペシャルを宝塚・有馬とで2度に渡って下した外国産のグランプリホース。 そしてナイトレセプションの父はあのエルコンドルパサー。ジャパンカップを制し、世界最高峰レース凱旋門賞2着という偉業を達成した外国産馬です。 この三頭の父は同年代で、当時の日本競馬においてまさしく「三強」でした。 しかし、この三強。当時のルールの事情から(この頃は外国産馬にクラシック出走権がなかった)4歳時(現3歳)にはスぺシャルはクラシック、エルコンドルはマイル路線、グラスはケガで休養と三頭のローテーションはほとんど噛み合うことがなく。 5歳(現4歳)になってからはエルコンドルは海外遠征、スペシャルは長距離路線、グラスは中距離路線とまた別街道を進んだため、結局三強揃っての対決は一度も実現しませんでした。 (ただしグラスVSエルコンドル、エルコンドルVSスペシャル、スペシャルVSグラスという形での対決は実現している。勝敗は順にエルコンドル、エルコンドル、グラス) ところが。 そんな夢で終わってしまった幻の三強対決が、その息子達によってクラシックの晴れ舞台で実現するかもしれない訳ですよ。 これをロマンと言わずに、なんと呼ぶ? そんな想いもあって。グロリアスウィーク、サクラメガワンダー、ナイトレセプションの三頭には是非とも親に負けない活躍をこれから繰り広げて欲しいものです。 PR |
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