2024 11,24 20:50 |
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2006 11,29 23:10 |
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のニュースが本日発表されました。
先日のJC大敗の原因が、兼ねてから懸念されていた喘鳴症による影響が大きいと判断されたため、これ以上無理をさせずにこのまま引退する方針に決まったそうです。 喘鳴症とは簡単に言えば馬の喘息。全力疾走するアスリートである競争馬にとっては致命的な病気です。 ハーツの場合は、今夏の欧州遠征時に体調を崩しこれにかかってしまったようです。 かつては喘鳴症は不治の病と言われていましたが、近年では手術によって一応治療可能です。ついこの間行われた天皇賞―マイルチャンピオンシップの連覇を成したダイワメジャーなどが、手術によって見事復活を遂げた典型的な例でしょう。 しかし、ハーツは今年すでに5歳。今更再起をはかるにはすでに峠を過ぎていますし、リスクを冒すには実績を上げすぎています。 一年前、JCでの世界レコードと同タイムでの2着。 観衆を沈黙させディープを下し、悲願の初G1制覇を遂げた有馬記念。 今年、世界を驚愕させたドバイシーマクラシックでの逃げ切り勝ち。 世界の最高峰と互角に渡りあえることを証明したキングジョージ3着。 すでにこれだけの輝かしい成績を残しているのに、それ以上を望むというのは酷なものです。 サラブレットすなわち競争馬とは有体に言えば経済動物。 彼らを走らせているのは彼ら自身でなく、私たち人です。 だからこそ―― 私たち人の手によって走るのをやめさせねばならぬ訳です。彼らが元気でいるうちに。 今はただ―― おそらく来年から始まるであろう、ハーツクライの種牡馬としての新生活と「新たなる戦い」に。 そして今までハーツを支えてきた人々に、心からお疲れ様といいたいです。 PR |
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2006 10,22 22:24 |
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注目の菊花賞。
メイショウサムソンによる2年連続での三冠馬誕生が成されるかいうが焦点を集めましたが、結果は三強と目されていたサムソン、ドリームパスポート、アドマイヤメインのいずれでもなく、上がり馬のソングオブウインドが初重賞制覇をクラシックで成し遂げるという形になりました。 それにしても……。 レース後の各ジョッキーのコメント抜粋 武豊(アドマイヤメイン@3着) 「イメージ通りのタイムでのレース。押し切りたかった。それにしても幸四郎がいたとは……(武幸四郎は豊の弟)」 横山典弘(ドリームパスポート@2着) 「距離の不安もなく、スムーズにレースできました。去年の豊(後方から追い込んだディープ)の気持ちがわかりましたが、まさか幸四郎がいたとは……」 ゴール瞬間のフジアナウンス 「武は武でも幸四郎……!!」 ちょっ……あんたら……(苦笑 あっと驚く幸四郎……。 別の意味で騎手・武幸四郎のパフォーマンスとアナウンスの歴史に新たな記録が刻まれた日でした(笑 それにしても勝ったソングオブウインドは強かったですね。 武豊騎手が観衆をあっと言わせる大逃げをうって、それを直線で捕らえたドリパスをさらに外から交わしていった訳ですから……。 勝ち時計はコースレコードの3分2秒7。それでソングの上がり3ハロン(最後600mのタイム)は33秒5なんですよ。 去年のディープは同じように逃げたアドマイヤジャパンを直線捕らえて上がり33秒3で3分4秒6での決着。 今回の菊花賞。少なくとも昨年の菊花賞と比べるなら、確実に今年のそれの方がよりレベルが高く。 菊花賞の内容だけで言うならソングオブウインドの方がディープインパクトより「強い」勝ち方だったと思います(=ソングの方がディープより強いとはなりませんが)。 もうひとつすごいのが、勝ったソングがエルコンドルパサー産駆であったこと。 エルコンドルパサー。今年のディープの凱旋門賞挑戦より7年前に同じく凱旋門に挑み2着になった近年の日本競馬史上でも最強馬候補の筆頭にあげられる名馬でしたが、繁殖に入ってすぐ早逝してしまいソングはその最終世代でした。 そのエルコンの息子が、最後の産駆世代で最後にクラシックに挑戦できる 年に最後の一冠の菊花賞で最後の直線を驚異的な末脚で制す……。 サムソンの敗北によってシービー・ルドルフに続く2年連続三冠馬誕生のドラマはなくなりましたが、それによってこうした新たなドラマが誕生するのです。 まさに。 競馬、それは浪漫。 PS:クラシックレース2-3-2着で最後の一冠もすんで逃したドリパスと、これで4年連続菊花賞2着のノリちゃんに幸あれ。 しかし、ドリパスの万能ぶりと善戦マンぶりも異常だなぁ。 |
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2006 10,20 23:39 |
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あまりにもショッキングなニュースから一夜が過ぎ去り……。
相も変わらずのマスの錯綜ぶりには辟易するものの、少しずつ事態は見えてきたように思える……くらいにはなってきたかな。 当然のように、事実は見えども真実は隠して。 *** 今回の件。このニュースを目にしたときの率直な感想は正直に言うなら「ああ、やっぱりね……」だったんだよ。 当然のように「やっぱりね」ってのは、「やっぱりドーピングして活躍してたんだ」ではなくて、「やっぱり体ぶっ壊してたんだ」って意味なのだが。 無敗の三冠馬になることを強請されたクラシック、「負けないこと」を一方的に確約された天皇賞・宝塚記念。 やっぱり、ディープの体には無理が重ねられていたのか……。 なれない海外遠征の中、薬物投与で治療を施さなければならないほどに体調不調のなか戦った英雄の背に、再び心からの賞賛を。 *** しかし、それにしても阿呆なマスメディアやそれを取り巻くマスの無知無自覚無責任ぶりには腹が立つ。 サラブレットへの薬物投与なんて、近代の日本競馬では日常的に行われることだろうに……。 デビュー以来一度も放牧に出されずつねに前線にいるディープインパクトはもちろん国内でも日常的に薬物投与されてただろうし(そうじゃなきゃとっくにぶっ壊れて引退してるよ)、それ以外のディープが戦ってきたライバルたちもまず間違いなく治療回復体調管理のためになんらかの薬物の恩恵を受けている…… というか今JRAで走ってる馬のなかで、特に活躍馬の中でそうした薬物投与をされなくても走ってる馬なんて、まずほとんどいないだろうに。 競馬には薬を使ってまで限界の走りを競走馬に強制しているって側面があることを知らないで、ミーハーとマスコミはギャーギャー騒ぎすぎなんだよ。 |
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2006 09,25 00:07 |
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コスモバルク、ついに天皇賞への出走権獲得!
地方馬であるが故に、自身の能力に見合った距離やローテーションのレースに出走することができず、苦難の道を歩んできたバルクですが。 今回は順当に札幌日経オープン、オールカマーともに2着とふたつのトライアルをクリアし、見事出走権を得ることができました。 ……ほんと。このまま本番の秋天でもあっと言わせて欲しい。 |
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2006 09,19 22:21 |
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そろそろカウントダウンに入る頃合だろうか。
ディープインパクトが挑む、世界最高峰レース「凱旋門賞」。 果たして? はるか欧州は仏蘭西、花の都巴里。ロンシャンの森に刻の女神はいかように微笑むのか。 |
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